東京都品川区西五反田の旧旅館を舞台とする大手ハウスメーカーが被害者となった地面師詐欺事件で、遂に逮捕者がでたとの報道がありました。

被害者については、代金決済の前に真の所有者とされる人物から、複数回、内容証明郵便にて注意喚起の文書が届いていたにも関わらず、取引妨害の嫌がらせと判断して真摯に対応しなかったことや、偽の売主に対する本人確認が不十分であったことなどが報道されています。

この事件については、登記実務を知る弁護士として非常に興味深いものです。今後の捜査や裁判によって事件の実体が明らかにされることを期待すると共に、被害発生を阻止できなかった背景事情や問題点について学ぶことが出来ればと考えています。

 

赤堀法律事務所